今の時代は「お金を働かす」という考え方が是非必要です。

 

皆さん、生活の糧を得るために働いておられると思いますが、「働く」には幾つかの方法があります。例えば、

 

E・・・・・従業員(employee)・・・・給料をもらって働く

S・・・・・自営業者(self-employed)・・・・自分で自分を雇う

B・・・・・事業主(business owner)・・・・・ビジネスを持つ

I・・・・・資投家(investor)・・・・・投資をする

 

通常、働いてお金を稼ぐというと、立場は従業員か自営業者か事業主のどれかに属するのですが、上記の中で資投家(investor)なってお金を働かせるというのは、どの立場に属していても選択可能な方法なのです。投資とは、成長する資産にお金を投じて、そのリターンを得るということです。

 

どんな資産が投資対象になるかというと、基本的なものを挙げると、株式、債券、不動産です。多くの人にとって一番身近なのは自宅購入としての不動産ですが、これが投資になるかどうかは物件や持ち方にもよるので一概に言えませんが、不動産は実物資産として持つことができるものです。投資目的で自宅以外の物件、国内、最近は海外不動産への投資情報も得られるようになってきました。これらは家賃収入(インカム・ゲイン)や売却による損益(キャピタル・ゲイン、キャピタル・ロス)があります。

 

次に国債等の債券。債券は満期までまで持つと額面の金額と運用期間中は利息がもらえます。(インカム・ゲイン)中途で売買も可能ですが、この時に債券価格の値動き(リスク)がその時の金利動向によって上下し損益が発生します。(キャピタル・ゲイン、キャピタル・ロス)預金をすると、高度成長期ならその資金が企業の融資に回って経済成長を押し上げていましたが、今はその資金の一部が日本国債の購入に充てられます。また保険会社も貯蓄性商品を日本国債で運用しています。なので、これらの金融商品を利用していると間接的に日本国債に投資していることになります。また外国債券も投資対象になります。ちなみに2015年2月末の日本政府の米国債の保有高は1兆2244億ドル(145.7兆円)と世界1位です。

 

さて、まだまだ一般個人に馴染みが薄いのが株式です。株式投資の場合は直接、個別銘柄で持ったり、投資信託などを利用して国内海外の多くの銘柄に分散して持つことができます。株式には配当(インカム・ゲイン)と株価の上下による損益(キャピタル・ゲイン、キャピタル・ロス)があります。株式は債券に比べると価格の値動きの幅(リスク)が大きいですが、将来に向かって成長を期待できる資産はやはり株式です。

 

プロが組成する投資用の金融商品の多くは、国内海外含めてこれらの資産を組み合わせて作られています。前回の記事(長期国際分散投資の必要性①)では、老後生活を支える経済の仕組みを作っておく必要性をお伝えしましたが、老後の生活を支える1つである国の年金(GPIF)は、どんな組み合わせ運用されているのでしょうか?その内容を見てみましょう。これは個人ベースで運用するときのポートフォリオの参考になります。

 

GPIFポートフォリオ2014.10

 

 

名目運用利回り3.2%、実質利回り1.1%を確保できるようにポートフォリオが組まれています。表面は3.2%でも物価上昇率(1.0%)や賃金上昇率(1.1%)が差し引かれて、実質利回り1.1%となります。株式割合が50%~67%、外貨建て資産の割合も40%~52%の幅で組めるようになっており、これは明らかにインフレ対応型の組み合わせです。長期国際分散投資でしかも積立運用です。長期の運用はお金の将来価値の目減りも想定して利回りを確保しなければいけません。さらに増やすための運用をするにはある程度のリスク資産を組み込まなければ達成できません。

 

あ~、そうなん、国の年金はこんなふうに運用されているんだ・・・・・もし今401kを積み立てている、あるいは老後資金目的で積み立てをしているという方がいたら、自分の運用のポートフォリオを確認してみましょう。GPIFのポートフォリオについて更に知りたい方はGPIFのホームページをリンクしますので調べてみてください。

 

しかし、海外資産に投資する必要があるのはどうしてでしょう?次回はそれについて考えてみましょう。